­Our Research



IoTに向けた再構成デバイスによるエッジ‐クラウド統合システム

Novel Edge / Cloud Computing System based on the MEC / Fog Technology for IoT

Project

フォグとクラウドを透過的に扱うためのミドルウエアを開発しています.具体的には5Gを利用し,大量のデータを利用するためのエッジデバイスとして,FPGAをスイッチでつなぐCrust-Core型再構成デバイス(慶応大学天野研究室で開発)上で動作するMEC(Multi-access Edge Computing)用のミドルウエアの研究開発を行なっています.クラウドとミッドレンジのエッジデバイスが連携するためには,ミドルウエアレベルでの構造が必要です.また,連携した組込みシステムとして,OSのリアルタイム性能を引き出す技術が必要となります.我々はコンポーネントの同期や非同期分散などを検討した上で,ネットワークを通じた透過的なアクセスを可能とする新しい技術を開発しています.

「MEC(Multi-access Edge Computing)への挑戦」
http://www.am.ics.keio.ac.jp/crest/

Colleagues

クラウド・ミドルウエア:大川猛教授(東海大学),
高野先生,広渕先生(産業総合研究所, 情報部門),
金井謙治講師(早稲田大学)

ハードウエア:天野教授(慶應義塾大学)

 

 



ニューロAIによる生体情報解析と感情推定


Emotion Estimation Method on the Brainwave, Heart Rate Analysis


Project

本研究室では,心理学分野で用いられているモデルをもとに、脳波、心拍などの計測可能な生体信号のセンサの値を対応させ、感情のもとになる短期的な状態変化である情動をリアルタイムに精度よく推定する方法を提案しています。脳波と心拍は、人の認知の覚醒状態と自律神経の状態を推定するのに適しており、喜怒哀楽の情動を推定することが研究により明らかにされています。

さらに、工夫により高精度に情動を検出する技術を開発し(特許),それによる脳波・心拍を用いた感情推定技術を応用した新しい分野の開拓を目指しています.本研究は世界でも最先端の研究として,注目されています[Machines with Emotion].現在では,さらにDLをはじめした機械学習技術による感情推定や,精神状態や認知状態の分析などより高度なAI技術を組み合わせた新しい推定手法の開拓などに取り組んでいます.

 

 

 

生体情報(脳波・心拍)を用いた感情推定技術

Colleagues

芝浦工業大学:駒澤客員准教授
青山学院大学:戸辺教授,Prof. Lopetz

企業
WIN フロンティア株式会社
その他

 



感情推定技術のさまざまな社会応用



Emotion Estimation Application, Emotion Aware Appilcations


Project

感情の解析技術は人工物一般の評価に活かすことができます.人の情動反応は、認知や自律神経の働きの結果です.これを観察し、作用を及ぼす要因を操作することで、ロボットへの応用のみならず、人の状態を良い方向に持ってゆくことが期待できます。例えば、うつ病時の不安な気持ちの検出や音楽や視覚刺激による気持ちの改善、アンガーマネージメントやコミュニケーション、ストレスオフなど、人のQoL向上の手法への応用が期待できます。

応用
運転時の,飲料水,匂い,色彩分野への応用
ストレスオフ

 

 



気持ちがわかるロボット: 気持ちに応じて声がけする Voice-Castingロボット,かわいいロボット


Emotion Aware Agent (Robot based on the Bio-Emotion Estimation Method) , Kawaii Robot

研究によって得られた情動値をロボットに反映して、新しいロボットを開発しました。人の気持ちに応じた声がけを行うロボット、人の感情に配慮したリハビリロボット、接近時の人の感情を考慮して位置を調整するパーソナルスペース調整ロボットなどです。刻一刻変化する人のリアルタイムな情動の変化を解析して時系列的な情動の変化を捉え、それを応用することができるようになります。ロボットが速度や移動方法を変えた時にどのように印象が変化するかをこの手法で評価することで、ロボットが人の気持ちを察し、より人の気持ちを尊重した、それにふさわしい行動をとれるロボットを作ることができるようになります。

 

 

Project

  • National Science Foundation, IRES Track One: Involving Undergraduates in Research on Design and Cross-Cultural Perceptions of Cuteness in Robotic Gadgets
  • ブランディング事業(芝浦工業大学ブランディング事業,ロボットコンソーシアム)

Colleagues

芝浦工業大学:松日楽教授,大倉教授
女子美大:小笠原教授
DePauw University:Prof. David A Berque, Prof. Hiroko Chiba



プロジェクト